あなたは監査役それとも閑散役

提案　　理事長はじめ監事まで役員全員で一緒に監査してみよう。

 

企業の不祥事が相次ぐ中で、監査役の強化も進められてきた。

商法の定める業務監査、会計監査をきちんと果していれば、事前に防げたであろう不祥事も多いのではないだろうか。

 

管理組合の監査役（監事）

１．監事は、管理組合の業務の執行及び財産の状況（並びに収支の状況）を監査し、その結果を総会に報告しなければならない。

２．監事は、管理組合の業務の執行及び財産の状況について不正があると認めるときは、臨時総会を招集することができる。

３．監事は理事会に出席して意見を述べることができる。

 

監事として肝心なことをやっているだろうか？

管理会社に委託している場合、総会に必要な決算書作成は全て管理会社任せとなる。

監事としては「・・・以上相違ありません・・・　（メクラ）印　」で終わりだ。

管理会社も面倒なのか、やましいところがあるのか、どうせ出きないと思っているのか・・・。監査に必要な会計資料を渡そうとはしない。監事としても面倒なことはなるべく避けたい。お互いの思惑が一致して（メクラ）印でTHE　END！せいぜい預金の残高証明を確認して終わり。

 

こんな試みはいかが？

理事長はじめ監事まで役員全員が一堂に会して監査してみよう。

（どのように監査を行うかは別項目で述べる）

一人でまともに監査をやろうとすると気が狂う。くらーくなってしまう。途中で投げ出したくなる。この時期になって「なんで監事なんか引受けたんだ。理事の方がよかった」と後悔する。理事長に聞かないと分らないことも多い・・・・。

そこで一度は役員全員で監査をやってみよう。

大勢いれば何かと、ことは速い。スムーズに行く。

最大の効果は「監査に参加した役員全員が新たな問題を発見できる」ことだ。

これが次年度の管理費の削減に繋がる。絶対に効果は上がる。

今まで見たこともない書類に全員が目を通すことが出きる。

管理会社に疑問をぶっつけることができる。

意識が変わる。だんだん面白くなってくる。

ここまで来ればもう大丈夫。来年は立派な黒字決算となっている。